16詳細設定 本機のメンテナンスを行う[メンテナンス]

メンテナンスページでは、システムログの確認やソフトウェアのバージョンアップ、ステータスの確認、本機の初期化などを行います。
メンテナンスページは、[システムログ]タブ、[バージョンアップ]タブ、[ステータス]タブ、[初期化]タブ、[データ]タブで構成されています。
[お知らせ]

・機種に搭載されている機能によって設定できる項目は異なります。


・各機種に搭載されている機能についてはカタログスペックを参照してください。


メンテナンスページの[システムログ]タブをクリックします。詳細設定メニューの表示・操作のしかたは以下を参照してください。
5.1 表示のしかた
5.2 操作のしかた
[SDメモリーカード]タブで[SDメモリーカード]を[使用する]に設定し、SDメモリーカードが本機に取り付けられている場合は、SDメモリーカード内に最大4000件のシステムログを保存できます。
8.2 SDメモリーカードを設定する[SDメモリーカード]
[SDメモリーカード]を[使用しない]に設定した場合は、本機の内部メモリーに最大100件までシステムログを保存できます。
保存できるシステムログの最大数を超えた場合は、古いログから上書きされます。
システムログは100件ずつ表示され、カメラの電源を切ってもログは保存されます。

[<<最新の100件]
クリックすると、最新100件のシステムログ一覧が表示されます。

[次の100件>>]
クリックすると、表示しているシステムログ一覧の次の100件を表示されます。

[ページ数表示]
現在開いているページが[ページ/総ページ]の形式で表示されます。

[<<前の100件]
クリックすると、表示しているシステムログ一覧の前の100件を表示されます。

[No]
システムログの通し番号が表示されます。

[発生日時]
ログの発生日時が表示されます。
[お知らせ]

・[時刻表示形式]を[24h]に設定している場合、ログの発生日時は24時間形式で表示されます。


[内容]
システムログの内容が表示されます。
各システムログの内容について詳しくは、以下をお読みください。
18.1 システムログ表示について
メンテナンスページの[バージョンアップ]タブをクリックします。詳細設定メニューの表示・操作のしかたは以下を参照してください。
5.1 表示のしかた
5.2 操作のしかた
ここでは、本機のソフトウェアのバージョンを確認し、ソフトウェアを最新のバージョンに更新できます。
バージョンアップ用ソフトウェアについては、お買い上げの販売店にお問い合わせください。

[代表品番]、[MACアドレス]、[シリアル番号]、[ソフトウェアバージョン]、[IPアドレス(IPv6)]、[製造からの経過年数]
本機の各情報が表示されます。
[お知らせ]

・【MULTI_PTZ】PTZカメラとマルチセンサーカメラの[MACアドレス]、[ソフトウェアバージョン]、[IPアドレス(IPv6)]が表示されます。


 お買い上げの販売店にお問い合わせのうえ、最新のソフトウェアをPCのハードディスクにダウンロードします。


[重要]

・保存ディレクトリーには、スペース、全角文字は使用しないでください。


 [ファイルを選択]ボタンをクリックしてダウンロードしたソフトウェアを指定します。


[お知らせ]

・最新のバージョンアップ用ソフトウェアは、弊社技術情報ウェブサイトに掲載されています。
https://i-pro.com/products_and_solutions/ja/surveillance/documentation-database


 ラジオボタンをクリックして、バージョンアップ完了後にデータの初期化を行うかどうかを選択します。


[お知らせ]

・初期化を行うと、設定データの復元ができませんのでご注意ください。


 [実行]ボタンをクリックします。
バージョンアップ実行の確認画面が表示されます。


[重要]

・バージョンアップを行ったあとは、必ず本ページにてバージョンをご確認ください。


・バージョンアップを行ったあとは必ずインターネット一時ファイルを削除してください。
18.2 故障かな!?


・バージョンアップは、本機と同じサブネット内にあるPCで行ってください。


・バージョンアップ用ソフトウェアを使用する場合は、お買い上げの販売店に注意事項を必ずご確認のうえ、その指示に従ってください。


・バージョンアップ時に使用するソフトウェアは、弊社指定のimgファイルを使用してください。
バージョンアップ時に使用するソフトウェアのファイル名は、必ず[機種名_xxxxx.img](機種名は小文字で、[WV‑]は不要。)にしてください。
※[xxxxx]にはソフトウェアのバージョンが入ります。


・バージョンアップ中は、本機の電源を切らないでください。


・バージョンアップ中は、バージョンアップが終了するまで一切の操作を行わないでください。


・以下のデータは[バージョンアップ完了後、設定データの初期化を行う]を選択した場合でも初期化されません。
IPv4 DNSのプライマリーサーバーアドレス、セカンダリーサーバーアドレス、IPv6のDNSプライマリーサーバーアドレス、DNSセカンダリーサーバーアドレス、DHCPのOn/Off、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、HTTPポート、HTTPSポート、HTTP/HTTPS接続方法、CRT鍵、CA証明書、UPnP設定、通信速度、配信量制御(ビットレート)、時刻設定、IEEE802.1X設定、機能拡張ソフトウェア、機能拡張ソフトウェアの設定


・PCからカメラの映像を表示する場合、PCごとにH.264、またはH.265デコード用「ユーザーライセンス」が必要です。カメラは、PC1台分の「ユーザーライセンス」を1つ保有しています。複数のPCでカメラの映像を表示する場合、不足分の「ユーザーライセンス」を購入いただく必要があります。「ユーザーライセンス」については、弊社技術情報ウェブサイト<管理番号:C0316>を参照してください。


メンテナンスページの[ステータス]タブをクリックします。詳細設定メニューの表示・操作のしかたは以下を参照してください。
5.1 表示のしかた
5.2 操作のしかた
ここでは、本機のステータスを確認することができます。
[お知らせ]

・ステータスの表示内容については、弊社技術情報ウェブサイト<管理番号:C0111>を参照してください。


[みえますねっと]
[サーバー]
[みえますねっと]サービスサーバーのURLが表示されます。
[ステータス]
[みえますねっと]サービスへの登録状態が表示されます。
[カメラURL]
[みえますねっと]サービスに登録されたカメラのURLが表示されます。
UPnP
[ポート番号(HTTP)、ポート番号(HTTPS)]
UPnPでポートフォワーディング設定されたポート番号が表示されます。
[ステータス]
ポートフォワーディングの状態が表示されます。
[ルーターのグローバルアドレス]
ルーターのグローバルアドレスが表示されます。
[自己診断]
ハードウェアの自己診断結果が表示されます。
[お知らせ]

・ネットワークページの[アドバンス]タブの[DDNS]で[みえますねっと]を設定した場合、みえますねっとのステータスが表示されます。


[動作情報]
[パンチルト動作回数]
PAN、TILTの動作回数や前回交換時期が表示されます。
[交換時リセット]の[実行]ボタンを押すと動作回数が0になり、前回交換時期が更新されます。
[ズームフォーカス動作回数]
ZOOM、FOCUSの動作回数や前回交換時期が表示されます。
[交換時リセット]の[実行]ボタンを押すと動作回数が0になり、前回交換時期が更新されます。
[ステータス]
起動の動作回数や、通電時間、温度センサー情報、ヒーター情報などが表示されます。
[お知らせ]

・【PTZ】動作情報はPTZカメラのみ表示されます。


雨滴除去アシスト
[雨滴除去アシスト]
[実行]ボタンを押すと、カメラを高速で動作させ付着している水滴を払います。
[お知らせ]

Rapid PTZ】[雨滴除去アシスト] は小型球体IR-PTZカメラのみ表示されます。動作中は、画像が乱れることがあります。


USBインターフェース
[状態]
USB端子に、設置用のWi‑Fi USB アダプターが接続されていると認識している場合に、Wi‑Fi USB アダプターの品番情報等が表示されます。認識していない場合は、[未使用]と表示されます。
[無効化]
設置用のWi‑Fi USB アダプターを無効化する場合に、[実行]をクリックします。
設置用のWi‑Fi USB アダプターを再度認識するようにしたい場合は、[INITIAL SET]ボタンを使用し
て初期化してください([INITIAL SET]ボタンを使用して初期化する方法については、WEBガイドを参照してください。)
[お知らせ]

・USBアダプターが接続できる機種のみ表示されます。


・各機種に搭載されている機能についてはカタログスペックを参照してください。


SDメモリーカード
[品番]
SDメモリーカードの品番を表示します。品番情報の取得に失敗した場合は、[リードエラー]と表示します。SDメモリーカードを使用していない場合は、[未使用]と表示します。それ以外の場合は、[不明]と表示します。
[シリアル番号]
SDメモリーカードのシリアル番号を表示します。シリアル番号の取得に失敗した場合は、[不明]と表示します。
[容量表示]
SDメモリーカードの残容量と総容量を表示します。基本ページの[SDメモリーカード]タブ−SDメモリーカード情報[容量表示]と表示内容は同じです。
[稼働時間]
SDメモリーカードが挿入された状態での本機の通電時間を表示します。稼働時間の取得に失敗した場合は、[不明]と表示します。なお、稼働時間は1時間に1回更新されます。
[上書き回数]
SDメモリーカードの総容量、カメラがSDメモリーカードに書き込んだファイル数、ファイルサイズから計算した、上書き回数を表示します。上書き回数の計算に失敗した場合は、[不明]と表示します。
[お知らせ]

・上書き回数は本機内で計算した推測値であり、実際の上書き回数と異なる場合があります。


・[パスワードロック]を使用し、SDカードのパスワードが一致しない場合は、上記の情報は表示されません。


ログの[No][発生日時][内容]
SDメモリーカードに関するログを表示します。
分類
表示内容
内容詳細
SDメモリーカード
<SD>フォーマット
SDメモリーカードのフォーマットに成功しました。
<SD>フォーマットエラー
SDメモリーカードのフォーマットでエラーが発生しました。
<SD>認識エラー
SDメモリーカードを正しく認識できません。
<SD>ライトエラー
SDメモリーカードのライト処理でエラーが発生しました。
<SD>リードエラー
SDメモリーカードのリード処理でエラーが発生しました。
<SD>削除エラー
SDメモリーカードの削除処理でエラーが発生しました。
<SD>ファイルシステムエラー
SDメモリーカードのファイルシステムでエラーが発生しました。
<SD>その他エラー
SDメモリーカードで上記以外のエラーが発生しています。
<SD>SDメモリーカード録画の連続性に異常が起きています。SDメモリーカードへの録画ビットレート設定をご確認ください。
SDメモリーカードのライト処理でデータの欠落が発生しました。
<SD>SDメモリーカードに異常が起きています。SDメモリーカードの状態をご確認ください。
SDメモリーカードのライト処理でデータの欠落が発生し続けています。SDメモリーカードが正しく認識されているかをご確認ください。認識されていない場合には、本機の電源を再起動するか、SDメモリーカードを一度抜いてから改めて挿入して確認ください。
[重要]

・本機能を正しく使用するためには、SDメモリーカード使用前に本機でSDメモリーカードのフォーマットを行ってください。


・PCなど本機以外で使用したSDメモリーカードでは、正しい情報を表示することができない場合があります。


・SDメモリーカードログは、本機の内部メモリーに最大30件まで保存できます。保存できるシステムログの最大数を超えた場合は、古いログから上書きされます。


メンテナンスページの[初期化]タブをクリックします。詳細設定メニューの表示・操作のしかたは以下を参照してください。
5.1 表示のしかた
5.2 操作のしかた
ここでは、本機の設定データの初期化、本機の再起動を行います。
[設定データ初期化(ネットワーク設定を除く)]
[実行]ボタンをクリックすると、本機の設定内容を初期設定に戻します。ただし、ネットワーク関連の設定内容は初期化されません。
初期化動作を行うと、約3分間操作できません。
[HTML初期化]
[実行]ボタンをクリックすると、HTMLファイルを初期設定に戻します。
初期化動作を行うと、約3分間操作できません。
[設定データ/HTML初期化]
[実行]ボタンをクリックすると、本機の設定内容とHTMLファイルを初期設定に戻します。ただし、ネットワーク関連の設定内容は初期化されません。
初期化動作を行うと、約3分間操作できません。
[カメラの再起動]
[実行]ボタンをクリックすると、本機を再起動します。再起動後、電源投入時と同様に約2分間操作できません。
[ポジションリフレッシュ]
本機のポジションをリフレッシュします。本機を使用中にホームポジション、プリセットポジションに設定された位置からカメラの向きがずれた場合や、誤ってカメラ電源投入中にカメラの向きを変えてしまった場合に、位置を補正できます。
ポジションリフレッシュを行うと、約2分間操作できません。
[重要]

・カメラ設置時に誤ってカメラの向きを変えてしまう場合があります。設置工事後にプリセット登録を行う場合は、ポジションリフレッシュを実行することをお勧めします。


[お知らせ]

・ネットワークの設定内容については以下をお読みください。初期化方法については、WEBガイドを参照してください。
14.1 ネットワークを設定する[ネットワーク]


・アラームまたはメールの通知機能の診断を選択すると、再起動後にSDメモリーカードが取り付けられていない場合、設定した[通知先メールアドレス]や[独自アラーム通知先]に通知することができます。
14.2.1 メール送信について設定する
12.10 アラーム通知に関する設定を行う[通知]


メンテナンスページの[データ]タブをクリックします。詳細設定メニューの表示・操作のしかたは以下を参照してください。
5.1 表示のしかた
5.2 操作のしかた
ここでは、本機の設定データ、シーンファイルのバックアップ/リストア、およびログの保存を行います。
バックアップ

[設定データ]
[実行]ボタンをクリックすると、本機の設定データをPCにバックアップすることができます。

[シーンファイル]
[実行]ボタンをクリックすると、本機のシーンファイル設定データをPCにバックアップすることができます。

[ログデータ]
[実行]ボタンをクリックすると、本機のログデータをPCにバックアップすることができます。
[重要]

・設定データやログのバックアップ実行時には、バックアップファイルの作成に時間がかかります。


・バックアップ操作に10分以上要した場合、通信のタイムアウトが発生することがあります。このとき、バックアップデータを完全に取得できていない可能性がありますので、10分以内に完了させてください。また、正しいデータが取得できたかどうかは、取得データをリストアすることで確認することができます。(ログデータを除く)


リストア

[設定データ]
[ファイルを選択]ボタンを押して、リストアしたい設定データのファイルを選択します。
ラジオボタンをクリックしてリストア時にネットワークに関する設定内容もリストアするかどうか選択します。
[実行]ボタンをクリックすると、リストアが始まります。リストア完了後は再起動しますので、リストアが完了するまで画面を操作しないでください。
リストア時に使用する設定データのファイル名は、必ず[機種名.dat](機種名は小文字で、[WV‑]は不要)にしてください。
[重要]

・設定データのリストアに5分以上の時間を要する場合には、通信が切断されるなどにより、リストアに失敗している可能性があります。
リストアを再度実施してください。


[お知らせ]

・IEEE 802.1X関連の設定については、設定データのリストア操作では反映されません。


・ネットワーク関連の以下設定については、設定データのリストア操作では反映されません。
– [通信速度]
– [配信量制御(ビットレート)]


・UPnP関連の設定については、設定データのリストア操作では反映されません。


・HTTPS関連の設定(CA証明書、CRT鍵を含む)については、設定データのリストア操作では反映されません。


・機能拡張ソフトウェア関連の設定については、設定データのリストア操作では反映されません。


[シーンファイル]
[ファイルを選択]ボタンを押して、リストアしたいシーンファイル設定データのファイルを選択します。
[実行]ボタンをクリックすると、リストアが始まります。リストアが完了するまで画面を操作しないでください。
リストア時に使用するシーンファイルデータのファイル名は、必ず[機種名.txt](機種名は小文字で、[WV‑]は不要)にしてください。