i-PRO miniによる AIマーケティング分析が 店舗にもたらした変化とは

日本

株式会社タイムマシン様のイヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」では、店舗ごとの販売計画を来店客数から計算しており、基準となる数字を以前から計測してきました。これまではセンサーで来店客計測を行うシステムが導入されていましたが正確さに欠けており、データをしっかりと取得できるシステムが求められていました。そのニーズに応えたのが i-PRO mini を活用したAIマーケティング分析でした。来店者数のみならず、混雑検知を活用してどこに来店客が長く居るかもわかるこのシステムが、店舗運営にもたらした変化について、株式会社タイムマシン管理本部 総務部 部長 田川 寛幸 様に話を聞きました。

クライアント
株式会社タイムマシン管理本部 総務部 部長 田川 寛幸 様
地域
日本
日本
業界
  • 流通・小売り

i-PRO mini との出会いで、私達の店舗運営は大きく変革しました

音は個人によって感じ方や好みが異なるため、どの製品も試聴したうえで、購入できるようにしています。そのため、正確にどのくらいの来店客があり、どの製品に興味を持つのかを分析することができたら、店舗づくりは一層改善されると感じていました。そんな時に出会ったのが i-PRO miniでした。監視されている威圧感がなく、小さくて空間に調和するデザイン、それでいて高解像度、AI機能を搭載し、無線にも対応するこのカメラが実現するAIマーケティング分析は、私達の店舗運営を大きく変えることになったのです。

正確な来店客数カウントは、精度の高い販売目標づくりにつながります

e☆イヤホンは全国に4店舗を構えます。それぞれの店舗ではこれまで、人感センサーを使って入店客をカウントし、その数に対して販売目標を立てていました。しかしセンサーがうまく稼働しない、AIの精度があまり良くないなどの理由で、正しい数を把握することが困難でした。特にショッピングセンター内の店舗などでは、共有部分もカウントしてしまい、大きな上振れが起こっていました。当然、そこから導かれる販売目標の信憑性も揺らぎ、販売目標が適切でないなどの理由で販売員のモチベーションが低下しているように見えました。今回、i-PRO mini の導入で来店客数の正確な計測が行えるようになったことで、精度の高い販売目標づくりが可能になりました。正確な数字に裏付けられた目標値の設定は、販売員のモチベーションアップにも良い影響が出ています。

予め設定した検知ラインを人物が通過するとカウント

混雑検知によるコーナー別集客分析は拡販への道しるべです

定期的に店舗の改装を実施していますが、コーナーごとの混雑状況が確認できるようになったことで、効果を検証しやすくなったと思います。店舗のレイアウトを変えた際、そこにお客様が長居しないのはそのコーナーの魅力が薄いからです。そのため、キャンペーンや新製品の打ち出しなどで売り場を改装した際は、お客様の滞在時間や流れから、どのコーナーの人気がある、どのコーナーはあまり興味を持たれていない、などを検証しています。直感的に状況を判断し、すぐに改善策を練って反映させることが可能な混雑検知は、まさに拡販への道しるべになっています。

商品棚ごとに 4 か所のエリアを設け、1 分間ごとの平均人数をカウント
混雑検知をグラフ化
混雑検知をグラフ化

AI 機能搭載のカメラな上に容易に設置・運用することができました

AI 機能に加え、設置方法についても魅力を感じています。これまでのカメラシステムは、同軸の映像ケーブルと電源ケーブルが必要で、導入には非常に大掛かりな工事が必要でした。しかし、i-PRO mini はカメラが非常に小型なだけでなく、電源が USB による給電方式で、映像・音声は無線で伝送できるため、設置が容易です。そこに、不要な労力と時間、コストを費やすことがなかったことは、システム導入のハードルを確実に下げました。またカメラの画質は非常に鮮明で、それを確認するためのアプリケーションもあり、スマートフォンで簡単にアクセスできます。店内の状況をいつでもどこからでも確認できるようになり、店舗の DX を実感しています。

具体的な改善策をすぐに実施できる 店舗へと大きく変化しました

来店客数や滞在状況など、店内の動きを正確に把握できるようになり、データに基づいてその日、その場で、具体的な改善策を練って実行する店舗へと大きく変化しました。効果的な改善策に素早くたどり着かせてくれるこのシステムは、私達の大きな武器になっています。 これから他の店舗へも積極的に展開し、活用していく予定で、店舗の DX を実現するi-PRO の AIマーケティングツールに期待しています。