サーマルカメラを利用した
異常熱検知システム
コニカミノルタ株式会社と連携
エッジサーマルカメラによる異常熱の可視化と映像監視システムの組み合わせにより、異常熱が要因となる工場設備や倉庫等での発火の予兆を24時間検知するシステムを提案します。
システムの特徴
物体温度の可視化
エッジサーマルカメラを使用することによって、設備や機器等の異常熱や急激な温度変化をいち早く検知します。
- 見ただけではわからない温度を見える化。
- 遠隔から面の範囲を非接触で表面温度を測定。
- 設備や機器の異常熱や急激な温度変化をいち早く検知。
- 最大20か所の異なる警告温度のエリアを設定可能。
エッジサーマルカメラのイメージ画像
■取り扱い注意事項(詳細)
・サーマルカメラでは気体や炎そのものの計測はできません。あくまで物体の温度計測になります。
・計測できるのは物体の表面上の温度です。内部の温度は計測できません。
・本製品の取付位置を移動させないでください。検知設定が正しく動作しません。
・死角になっている箇所の温度は計測できません。
・本製品の前に物を置いたり、取り付けたりしないでください。
・本製品はガラス板やアクリル板などで遮られた測定対象の放射熱を測定できません。
・本製品を鏡面などの反射物がある現場に設置しますと、被測定対象からの熱放射が散乱することにより、測定誤差が生じます。
・本製品を水蒸気、ミスト、ガスなどが常時発生する現場に設置しますと、被測定対象からの熱放射が吸収または散乱することにより、測定誤差が生じます。
・防爆カメラではございません。防爆エリア外でご使用下さい。
■安全上の注意
◇危険
・本製品が熱源を検知したら、以下の内容を必ず守ってください。
・火元を確認し、119番へ通報するなどの適切な処置をしてください。
・消火が不可能な時は、避難してください。
◇警告
・分解や改造はしないでください。故障の原因となります。
・本製品を落下させるなど、衝撃を与えないでください。故障の原因となります。
・定期的に(1カ月に1回程度)、本製品がが正常に動作するか点検をしてください。
・本製品のレンズに汚れが付着していないか、定期的に確認をしてください。
・ライターの炎やタバコの煙などを使って点検を行わないでください。火災や故障の原因となります。
◇免責事項
・本製品は煙、一酸化炭素、ガス漏れ等の検知機能はありません。
・本製品は消防法で定める住宅用防災警報器として設置できません。
・本製品は消防法に規定された「自動火災報知設備」には代用できません。
・本製品は熱放射測定により熱源を検知する機能を持っていますが、火災等の発生を未然に防止する装置ではありません。
・火災等の発生などによる損害については、責任を負いかねますのでご了承ください。
・本製品を設置いただいた部屋、廊下などの空間に対しての部分的な熱源の検知になります。万一の火災の発生に対して、より効果を発揮させるためには、必要に応じて複数の位置への設置いただくことを推奨いたします。
映像監視システムとの連携による24時間一元化監視
i-PRO製の映像監視システムとの連携により、通常の防犯監視に加え、遠隔による異常熱検知の24時間ライブ監視、及び事故発生後の録画データ確認が可能となります。
・画角内の異常温度を検知し、ネットワークレコーダーと組み合わせた様々な監視。
①異常熱を検知した際、 ネットワークレコーダー画面に アラームを表示し、設備等の 異常をお知らせします。
②アラームリストを検索し、 事故発生後の可視映像とサーマル映像を再生・確認することが可能です。 ※カメラの1画面にライブ映像とサーマル映像が横並びで録画されます。
③ネットワークレコーダーの多画面表示機能により、複数個所のカメラ映像を監視。確認することができます。
システムの全体構成イメージ
対応機器
機器 | 対応バージョン |
---|---|
ネットワークディスクレコーダー WJ-NUシリーズ、WJ-NXシリーズ |
NX310/410/510シリーズ V1.20以降 NUシリーズ V1.40以降 |
MOBOTIX M73 | 7.3.4.23以降 |
ダウンロード
・システム紹介・機能仕様書関連サイト
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