2023年7月27日
i-PRO(アイプロ)株式会社(東京都港区、代表取締役社長 尾崎 祥平、以下i-PRO)は、夜間・暗闇でも監視が可能な新型の屋外用小型PTZ(パン・チルト・ズーム)カメラ2機種(以下本機種)を、本年10月・11月に発売します。
i-PROはこれまでも用途に応じた屋外用PTZカメラのラインナップをそろえてまいりました。今回発表の本機種は、40倍光学ズーム、最長照射距離250mの赤外線(IR)LED、そして、IR-LED搭載PTZカメラとしては初めてとなるAIプロセッサーを、新開発の業界最小クラス(※1)の球体ボディーに搭載したものです。
AIアプリケーション(※2)を用いた動体検知や、標準搭載のAI自動追尾により、工場やインフラ施設、建設現場や倉庫など、特に夜間の広範囲にわたる監視業務の効率化に威力を発揮します。
小型化や耐重塩害化(ISO14993準拠 / 対象品番:WV-X66300-Z4LS)、 防塵防水規格” IP66 ”や耐衝撃保護等級” IK10 ”に対応により、天井高の低い場所や軒下、沿岸など、場所を選ばずに設置が可能です。
■想定活用シーン
・工場・倉庫などでの外周監視業務の効率化
→250mの IR-LED+AIアプリを用いた動体検知や自動追尾で、夜間巡回業務の負荷軽減に。
・資材置場や倉庫などでの窃盗監視の強化
→ 250mのIR-LED、高倍率ズームで侵入者を確認しAIで自動追尾。AI動体検知で自動アラーム発報。
・建設現場やインフラ施設などでのいたずら監視の強化
→ パン・チルト・ズーム・フォーカスの同時高速駆動で、広い範囲の被写体を高精度で監視。
■商品の主な特長
1. AI自動追尾、光学ズーム倍率40倍、LED最長照射距離250mにより、夜間の広範囲の監視を支援。
2. 高精度な物体検知・識別とAIアプリケーション(※2)のインストールにより、様々なソリューションを実現。
動体検知、マスク非着用検知、人物属性識別、車両属性識別、混雑検知などの豊富なAIアプリケーションの中から、最大2つまで同時に使用可能(※2)。活用シーンを拡大。
3. AI物体検知とテンプレートマッチング(※3)を組み合わせた、高精度のAI自動追尾を標準搭載。
人や車両をAIが的確に検知することでスムーズな自動追尾を実現。従来必要だったコントローラーでのジョイスティック操作の代替として、スムーズに被写体を追尾。
4. 低い天井や軒下にも設置できるコンパクトな筐体に、高速・高精度・高耐久性のPTZ機構を搭載。
パン速度は業界最速クラスの最大700°/秒。プリセット移動中にパン・チルト・ズーム・フォーカスの動作を同時に行うことでプリセット時間の極小化を実現。また、高耐久ギアの採用でメンテナンス頻度も軽減。
耐重塩害(ISO14993準拠 / 対象品番:WV-X66300-Z4LS)、防塵防水規格” IP66 ”や耐衝撃保護等級” IK10 ”に対応。
5. データの改ざんやなりすましを防ぐサイバーセキュリティー性能
第3者機関発行の電子証明書(Global Sign®(※4))に加えて、FIPS 140-2 Level3(※5)に認定されたハードウェアを搭載し、データ保護性能を強化。
※1:屋外用PTZカメラ中、高さの比較。2023年5月時点当社調べ。
※2:AIアプリケーションは別売のオプション。2つのAIアプリケーションとは別に、AI音識別アプリケーションは無償でプリインストール済み。
※3:物体推定位置の画像をテンプレートに登録して照合する従来型の追尾方式。
※4:GlobalSign®はGMOグローバルサイン株式会社の登録商標。
※5:FIPS 140-2は、米国連邦情報処理標準規格(Federal Information Processing Standards)で暗号化モジュールのセキュリティ要件を定めた規格。Level 3は、政府や法執行機関など、高いセキュリティが求められる場所に適したレベル。
■品名・品番など