コーポレート・ガバナンス

基本的な考え方

i-PROは、社会の安全・安心に貢献する企業として、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現するためには、透明性・健全性・説明責任を備えたコーポレート・ガバナンスが不可欠であると認識しています。

当社は、「迅速かつ透明性の高い経営」を基本方針とし、取締役会は経営の基本方針や重要事項を決定し、業務執行を適切に監督し、経営陣はその方針に基づき迅速かつ的確な意思決定を行います。両者の役割分担と相互牽制により、持続的な企業価値の向上と健全な経営を実現しています。
また、株主、従業員、お客様、ビジネスパートナー、地域社会といった多様なステークホルダーとの信頼関係を重視し、社会的責任を果たす企業活動を推進しています。

加えて、当社はコーポレートガバナンス・コードに基づき行動するとともに、国連グローバル・コンパクト10原則や企業行動規範と整合する形で、倫理性・透明性を伴う意思決定と企業運営を徹底しています。変化する経営環境や社会的要請を踏まえ、ガバナンス体制の継続的な改善に取り組み、ステークホルダーの信頼に応え続ける企業を目指します。

体制・システム

i-PROは、経営の透明性・健全性を確保し、持続的な企業価値の向上を図るため、取締役会を中心としたガバナンス体制を整備しています。当社は「監査等委員会設置会社」として、監督機能の強化と意思決定の迅速性を両立させたガバナンス体制を構築しています。

取締役会

取締役会は、株主総会で選任された取締役で構成され、経営の基本方針の決定、重要事項の審議・決議、業務執行の監督を行います。また、法令に定められた事項および重要な業務の執行状況につき報告を受けます。

監査等委員である取締役が議決権を持って取締役会に参加することで、経営の監督機能をより中枢で発揮し、透明性の高い意思決定を実現しています。取締役会は、原則として毎月1回開催するほか、必要に応じて随時開催しています。

執行会議

執行会議は、経営陣による迅速かつ一貫した意思決定を実現するための中核的な会議体です。
会議では、経営環境の変化を踏まえた経営戦略・経営方針の検討、重要な事業課題の審議、取締役会に付議すべき案件の協議、そして決裁規程に基づき執行会議で扱う事案の審議を行います。構成メンバーは、業務執行取締役、CxO、SVPを中心に、必要に応じて議長(社長)が指名するアドバイザーも参加します。
会議は原則として月2回開催されています。執行会議は、経営の透明性と説明責任を確保しつつ、グローバル企業としての迅速な判断と組織運営を支える重要なガバナンス機能となっています。

監査等委員会

監査等委員会は、取締役会の一部として独立した立場から業務執行を監督し、外部監査人・内部監査部門と連携して、財務報告の信頼性、内部統制の有効性、コンプライアンス体制の実効性を確認します。

役員

役員一覧

i-PROの取締役・監査等委員で構成される役員体制の詳細は、以下の「経営幹部」ページでご確認いただけます。

経営幹部

内部統制

内部統制システムの基本方針

i-PROは、内部統制を「企業価値向上の基盤」と位置づけ、財務報告の信頼性、業務の適正性・効率性、法令遵守、リスク管理を全社で徹底しています。内部統制システムは、統制環境、リスク評価、統制活動、情報と伝達、モニタリング、IT統制という6つの要素をバランスよく組み込み構築しています。

また、内部監査部門は、内部統制の整備・運用の状況を検証し、改善指導や進捗管理を行っています。

取締役・経営幹部の職務執行体制

内部統制システムは、以下の役割分担のもとで整備・運用されています。

取締役会
内部統制の整備・運用に関する最終責任を負い、内部統制方針の決定、年度計画や評価結果の承認を行います。
代表取締役社長
内部統制の構築・運用・評価に関する最終責任者として、内部統制の重要性をグループ全体へ浸透させるとともに、不備や重大な変更が発生した場合には、取締役会および監査等委員会等へ適時報告します。
監査等委員会
独立した立場から内部統制の整備及び運用状況を監査・監視・検証します。
内部監査部門
年度計画にもとづき内部統制の整備・運用状況を検証し、改善を促す役割を担います。また外部監査人との連携窓口となり、内部統制に関する不備の是正状況を管理します。また、毎年度、内部統制の整備・運用状況の評価、改善指導、進捗管理を行い、その結果を経営層・監査等委員会へ定期的に報告します。
各部門長
所管する業務プロセスにおける内部統制の運用と自己評価を行い、結果を内部監査部門に報告します。

情報の保存・管理体制

当社は、経営の透明性と説明責任を確保するため、重要な情報を適切に保存・管理する仕組みを整備しています。内部統制要素である「情報と伝達」「ITへの対応」に基づき、情報が正確かつタイムリーに共有される環境を構築し、内部監査部門が運用状況を定期的に評価しています。

効率的な業務運営体制

職務分掌、権限、業務プロセスを明確化した各種規程に基づき、迅速で透明性の高い意思決定を支える組織体制を整備しています。また、IT活用による業務プロセスの標準化・自動化を進め、経営判断のスピードと正確性を高めています。

リスク管理・コンプライアンス体制

i-PROは、事業の持続的な成長と企業価値の向上を実現するため、全社的なリスク管理とコンプライアンスを経営基盤の重要要素と位置づけています。当社は「i-PRO企業行動規範」に基づき、すべての役員・従業員が法令遵守と高い倫理観をもって行動することを徹底しています。

全社的なリスク管理体制

i-PROは、「リスク・コンプライアンス規程」に基づき、事業活動全体に関わるリスクの予防、早期発見、影響の最小化を図る仕組みを整備しています。
社長は全社的な統括責任者としてリスク管理を指揮し、必要な対策を迅速に実行できる体制を担保しています。

主な取り組み
リスク・コンプライアンス委員会の設置
取締役・部門長に加え、顧問弁護士など外部専門家も参加し、全社的リスクの洗い出し、評価、対応策を審議します。委員会は原則四半期に1度、必要に応じて臨時開催されます。
リスクの体系的管理
物理的・経済的・信用リスクなど、事業の継続に影響を与える要因を定期的に評価し、部門横断で必要な対策を講じています。
重大インシデントへの対応
重大リスクが発生した際は、委員会を緊急招集し、全社的な対応と再発防止策を速やかに決定します。

コンプライアンス体制の強化

i-PROは、コンプライアンスを「企業存続の前提」と位置づけ、全社員の意識向上と内部統制の強化を進めています。

具体的な取り組み
法務部門(Legal)による統括
法令の改廃情報や解釈を外部専門家から定期的に収集し、社内で共有・周知しています。
全社員向けのコンプライアンス研修
年1回のe-learningや管理職向け外部研修などを通じて、法令遵守・倫理行動の定着を図っています。
内部通報制度(ホットライン)の運用
不正の早期発見・自浄作用の強化を目的に、内部通報窓口を設置しています。通報内容は適切に調査・対応されます。
社内不正に対する厳格対応
不正行為は一切許容せず、必要に応じて法的措置を取る姿勢を明確にしています。

情報セキュリティ体制の整備

事業運営に不可欠な情報資産を守るため、「情報セキュリティ管理規程」および「i-PRO グローバルISM共通ガイドライン」に基づき、強固なセキュリティ管理体制を構築しています。
CIOを責任者とし、情報の機密性・完全性・可用性に応じた管理を実施しています。

取り組み例
  • 情報オーナー制度による情報分類と管理
  • 全社員への情報セキュリティ研修
  • インシデント発生時の迅速な対応・再発防止プロセス

個人情報保護体制

「個人情報保護基本規程」および関連基準に基づき、すべての従業員が個人情報保護の重要性を理解し、適切に取り扱うための体制を整備しています。

監査・報告体制

監査等委員会、内部監査部門、リスク・コンプライアンス委員会が連携し、多層的な監査・報告体制を構築しています。内部監査の結果やリスク評価は取締役会へ報告され、改善サイクルを通じてガバナンスの実効性を高めています。

監査等委員会による独立した監査
取締役会の一部である監査等委員会は、社外取締役を含む独立した立場から、経営判断の妥当性、法令遵守、内部統制の運用状況などを監督します。
内部監査部門による定期的な検証と報告

内部監査部門は、代表取締役の承認を受けた監査計画に基づき、業務プロセス・財務報告等について監査を実施します。

  • 全社・部門の内部統制が適切に機能しているかを評価
  • 結果は社長・取締役会・監査等委員会に定期報告
  • 発見された課題について改善状況をフォローアップ

これにより、経営の透明性とガバナンスの実効性を継続的に高めています。

リスク・コンプライアンス委員会による全社モニタリング

社長を総括責任者とする「リスク・コンプライアンス委員会」を設置し、全社リスクを定期的に評価します。

  • 四半期に一度の定例開催
  • 重大リスク発生時は臨時開催
  • リスク洗い出し、発生防止策、改善指示、内部通報案件の確認
  • 議事概要は取締役会へ報告
内部通報制度(ホットライン)による自浄作用

i-PROは、内部通報制度を整備し、法令違反・不正行為・ハラスメントなどを早期に把握できる仕組みを持っています。

  • 社内外窓口を設置し、匿名通報にも対応
  • 通報案件はリスク・コンプライアンス委員会に報告
  • 適切な調査と是正措置を実施
教育・研修によるコンプライアンス強化

監査と報告体制を支える基盤として、全社員を対象にしたコンプライアンス研修を継続的に実施しています。

  • 毎年のe-learning(必須)
  • 社内不正事案の共有と再発防止指導

反社会的勢力排除の方針

i-PROは、反社会的勢力とは一切関係を持たず、不当要求に応じない方針を明確に定めています。「反社会的勢力排除規程」に基づき取引開始前審査、契約書への反社条項導入、社員教育を徹底し、疑わしい事案発生時には速やかに関係を遮断し、法務部門が警察・専門家と連携して対応します。