遠隔モニタリングで業務効率とサービス品質を共に向上。 「ウェルオフ」の革新的施設管理

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サービス付き高齢者向け住宅事業を中心に地域密着型の介護福祉サービスを展開する「株式会社ウェルオフ」。現在は関東圏に80以上まで拠点を拡大し、今後も拠点数の増加が見込まれています。今回は「エクラシア新座」にてi-PRO Remo. を採用した経緯と期待される取り組みについて、取締役の伊藤幹博様にお話を伺いました。

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業界
  • 医療・福祉

■導入の背景:複数施設を本部で一括管理するため、遠隔モニタリングの必要性を実感

私たちは埼玉県内を中心にデイサービス、訪問介護、サービス付き高齢者向け住宅などの介護事業を展開する中で、自宅での生活が難しくなった方々にご自身の人生を有意義で安心してお過ごしいただける環境を提供したいという思いで地域と連携し、施設の在り方を日々模索しています。特に入居者様が安心・安全に生活していただくために、安全管理の徹底は運営上で重要で欠かせない要素です。

例えば予期せぬ事故やトラブルが発生した際には、本部も早期に状況を確認する必要があります。その際にこれまでは本部から現場に赴き、直接確認していました。しかし私たちは一都三県にまたがって施設を展開しているため、本部から現場施設までは片道1~2時間かかる事もあります。それには時間と労力を要するので本来提供すべきサービスの質の低下や、目指す業務効率化を妨げる要因となっていました。そこで本部から遠隔でモニタリングできるカメラを導入することを検討しました。

■選択の理由:決め手は歴史と実績が明示する信頼と品質、そして高額な通信費が抑制できること

きっかけはi-PROカメラを導入されている方からのおすすめでした。i-PROについて調べ始めると元パナソニックが開発したセキュリティカメラブランドで、長年の歴史と実績で証明された信頼性と品質の高さがある事が分かりとても好感が持てました。
また数社から提案を頂いた中でi-PRO Remo. サービスはクラウド経由で遠隔モニタリングができるシステムでありながら、クラウドではなく現場に設置したレコーダーに録画できるため、高額な通信費用を抑えられるという点が導入の決定打となりました。

■導入の効果:i-PRO Remo. で施設運営をスマート化。スタッフ協働の新潮流で持続的改善へ

施設内で事故が発生した際、本部のスタッフも状況を確認する必要があるため、以前は昼夜を問わず現場へ赴いていました。それがi-PRO Remo. を導入したことで本部ではもちろん、外出先などどこにいても現場の状況を把握することが可能となり、大幅な工数削減を実現できました。またデイサービスは介護保険法の運営基準に則り運営するため、各施設の運営実態を本部がしっかり確認をして、サービスの改善を現場に指示しなければなりません。
全方位カメラを中心に施設全体を死角なくカバーするようにカメラを設置したことで、デイサービスの利用人数やスタッフ配置など現場の状況を遠隔で確認することができるようになりました。これはとても有効で業務の効率化を実感できています。

広範囲を確認できる全方位カメラ
本部で遠隔モニタリングしている様子

施設内でも日中に事務処理をしながらでも、設置されたモニターでリアルタイムの状況確認が可能です。またスマートフォンでも映像を確認できるので、急ぎの要件や夜間のインシデント、ヒヤリハットも手元で確認できるのでとても便利になりました。
また映像を確認した上で施設の運用方法や提供するサービス内容を工夫することができるようになったことで入居者様はもちろん、利用者様、ご家族の皆様が安心してお過ごしできるよう、スタッフ同士でも話し合う機会が増え、改善活動が活発になりました。

エクラシア新座 施設長 深井 久美 様
事務処理しながらモニターで状況を確認している様子
スマートフォンで共用部の状況を確認している様子

■今後に期待すること

2022年の高齢者住宅データ全国版によれば、私たちウェルオフのサービス付き高齢者向け住宅の供給戸数は全国で第5位の規模まで成長しています。今後も事業をさらに拡大しつつ、入居者様や利用者様にさらに寄り添った環境を整えていきます。例えばカメラ映像を活用し、施設内で利用者様の笑顔あふれる日常をご家族に共有できるようなサービスなど映像の新たな活用方法をi-PROと共に作り上げていきたいと考えています。

-Company Profile-

株式会社ウェルオフ 様
https://www.welloff.co.jp

埼玉県で介護事業を展開するサービス付き高齢者住宅業界で供給戸数が全国第5位。セキュリティシステムを積極的に導入し、業務効率とサービス品質の向上を実現しています。