2022年5月26日
i-PRO(アイプロ)株式会社(福岡市博多区、代表取締役社長 尾崎 祥平、以下i-PRO)は、ネットワークカメラの主力シリーズである「Sシリーズ」のラインアップに13機種を新たに追加し、日本国内向けに発売します。
Sシリーズは、一般的なネットワークカメラでは難しかった映像の分析・解析といった高負荷のAI処理をカメラ本体に搭載されたAIプロセッサーで行うと共に、AIアプリケーションをカメラにインストールすることでお客様のニーズに特化した分析・解析を行えることを特長としています。i-PROでは、AIプロセッサーを搭載したネットワークカメラ製品のラインアップ拡充を進めており、主力のSシリーズのラインアップとして、ボックス型、ドーム型(いずれも2021年9月発売)、マルチセンサー型(2022年5月発売)を発表してまいりました。
今回、PTZ (パン・チルト・ズーム)カメラ4機種、4K・5メガピクセル解像度の固定(ボックス型・ドーム型)カメラ5機種、さらに耐重塩害性能を備えたカメラ4機種の、合計13機種を新たにラインアップに追加します。それぞれの製品概要は以下のとおりです。
■PTZカメラ(4機種)
PTZカメラ4機種は、パン・チルト動作に必要な駆動部を一新し、定評のある優れた耐久性を維持しながら動作速度を高めると共に、より高い精度を実現しました。屋内用、屋外用それぞれに光学ズーム倍率40倍と21倍の2タイプを揃えています。標準的なカメラでは難しい遠距離の被写体を最新の高画質イメージセンサーと望遠レンズで捉え、その映像をAIプロセッサーが検出・識別します。AIによる物体の検知・識別能力を活用し、自動追尾性能も従来モデルと比べ飛躍的に高めました。公共施設や交通機関をはじめとする、広い範囲をカメラで巡回して撮影する用途に特に適したモデルです。
【主な特長】
1. ズーム倍率40倍/21倍、屋外/屋内対応の2タイプの計4機種をラインアップ
2. 高速・高精度なパン・チルト動作。内部機構の耐久性も向上させ、パン・チルト動作によるメンテナンスの頻度を軽減
毎秒500°のパン・チルト速度で、見たいところに素早くレンズを向けられます。
高速プリセット回数370万回の耐久性を実現し、メンテナンスの頻度の軽減に貢献。
3. AIプロセッサーを搭載し、最大2つのAIアプリケーションをカメラにインストール可能。
ニーズに合わせて特定領域の検知・識別・分析/解析能力をカスタマイズ。
4. 高画質・高精度で物体を検知・識別
最新のイメージセンサーとAIプロセッサーにより高い検知・識別精度を実現。
AIの識別能力により自動追尾性能も飛躍的に向上。
5. データの改ざんやなりすましを防ぐサイバーセキュリティー性能
第3者機関(Global Sign社)発行の電子証明書に加え、FIPS 140-2 level3認定ハードウェアを搭載。
【品名・品番など】
■高解像度固定カメラ(5機種)
高解像度モデルは4Kまたは5メガピクセルの最大解像度と外観形状、屋内・屋外各対応別に、計5機種を発売します。フルHDと比べて数倍以上の高い解像度を活用することで、「複数台のフルHDカメラで行っていた撮影範囲の画像解析を高解像度カメラ1台で行う」、「フルHDカメラでは小さく映る対象物でも画像解析ができる」、「対象物までの距離がフルHDカメラと比べて約2倍になる 」などの、AIプロセッサーを搭載した高解像度カメラならではのメリットを提供します。
【主な特長】
1.ボックス型2機種、ドーム型3機種の計5機種をラインアップ
2.高画質・高精度で物体を検知・識別
4Kまたは5メガピクセルの最新高解像度イメージセンサーとAIプロセッサーにより高い検知・識別精度を実現。
3.AIプロセッサーを搭載し、最大3つのAIアプリケーションをカメラにインストール可能。
ニーズに合わせて特定領域の検知・識別・分析/解析能力をカスタマイズ。
4.データの改ざんやなりすましを防ぐサイバーセキュリティー性能
第3者機関(Global Sign社)発行の電子証明書に加え、FIPS 140-2 level3認定ハードウェアを搭載。
【品名・品番など】
■耐重塩害カメラ(4機種)
このモデルは、本体塗装やねじなどに塩害対策の処理を施しており、塩害腐食への耐久性を向上させることで遠征を伴うメンテナンス業務の省人化をサポートします。潮風が吹く沿岸部などの重塩害地域においても設置可能です。海に近い場所に立地する工場などの外周や構内、大規模な駐車場、変電所・送電所などの設備、河川や道路のような厳しい屋外環境においても、昼夜を問わず監視業務を支援します。PTZ型は、今回の他のPTZモデルと同等の、パン・チルト動作の優れた耐久性と高い動作速度、より高い精度を実現しています。屋外ハウジング一体型では赤外線LEDライトを搭載し、明るい昼間だけでなく、夜間、照明の一切ないゼロルクスの場所でも、赤外線照明を用いた映像監視を行うことができます。
【主な特長】
1.重塩害地域をはじめ、厳しい屋外環境における塩害腐食への耐久性
2.ボックス型1機種、PTZ型2機種(光学40倍/21倍ズーム)の計3機種をラインアップ
3.PTZ型(WV-S65340-Z4K、WV-S65340-Z2K)では、高速・高精度なパン・チルト動作と、内部機構の耐久性の向上を実現
毎秒500°のパン・チルト速度で、見たいところに素早くレンズを向けられます。
高速プリセット回数370万回の耐久性を実現し、メンテナンスの頻度の軽減に貢献。
4.屋外ハウジング一体型では、最大照射距離50メートルの赤外線LEDライトを搭載
5.AIプロセッサーを搭載し、最大2つのAIアプリケーションをカメラにインストール可能
ニーズに合わせて特定領域の検知・識別・分析/解析能力をカスタマイズ。
6.データの改ざんやなりすましを防ぐサイバーセキュリティー性能
第3者機関(Global Sign社)発行の電子証明書に加え、FIPS 140-2 level3認定ハードウェアを搭載。
【品名・品番など】