AIプロセッサー搭載、業界最小クラスのネットワークカメラ「i-PRO mini」を発表 ~ ハイエンドモデル同等性能プロセッサーを名刺より小さなボディに搭載。様々な利用シーンに対応 ~ 映像を活用したAI ソリューションを開発する企業向けのコンポーネントに、新たなラインナップ
2021年12月1日
パナソニックi-PRO(アイプロ)センシングソリューションズ株式会社(福岡市博多区、代表取締役社長 尾崎 祥平、以下i-PRO)は、AIプロセッサーを搭載したネットワークカメラとしては業界最小クラス(※1)のコンパクトなネットワークカメラ「i-PRO mini(アイプロミニ)」2機種(無線LANモデル、有線LANモデル)を発表しました。
「i-PRO mini」は、名刺より一回り小さく(※2)空間に調和させやすいコンパクトなボディに当社ハイエンドモデルと同等性能のAIプロセッサーを搭載しており、最大3つのAIアプリケーションをインストールして、カメラ上でエッジAI処理が行えます。
また、スマートフォンを利用した取り付け作業時の接続(※3)やカメラの向きの調整、カメラの傾きがずれた時の通知と復旧をサポートする機能など、取り付けや設定時の使いやすさを徹底的に追求しています。存在感のあるこれまでのネットワークカメラでは難しかった様々なシーンで柔軟に活用いただけます。
i-PROでは、本年9月より映像を活用した先進的なソリューションを開発する企業を対象に、技術支援とコンポーネント供給を行っています。「i-PRO mini」はi-PROが技術支援とコンポーネント供給を行っている企業向けに、来年2月から新たなコンポーネントとして供給されます。
※1 当社調べ。
※2 一般的な名刺サイズ(90mm×55mm)との面積比。
※3 無線LANモデルで対応。
【主な特長】
1. 名刺よりも一回り小さい業界最小クラスのボディ
[左: 有線LANモデル、右: 無線LANモデル]
・丸みのある形状と21mmの薄さにより、あらゆる場所や空間に調和した、目立ちにくい外観を備えています。
・i-PRO独自の技術によりカメラの本体内で発生する熱の伝達を制御し、強力なAI機能を備えながら小型化を実現しています。
2. パワフルなエッジAI処理能力と優れた拡張性
・当社ハイエンドモデルと同等の性能を持つAIプロセッサーをカメラ本体に搭載しています。
・カメラ本体でエッジAI処理を行いますので、ネットワークやシステムの負荷軽減につながります。
・最大3つのAIアプリケーション(※4)のインストールが可能。用途に応じた機能を付与させることができます。
・「プライバシーガード」と「混雑検知」のAIアプリケーションが標準搭載されています。
※4 i-PRO製AIネットワークカメラ用のアプリケーション。i-PROおよび提携パートナーが提供します。本製品に標準搭載の2つのAIアプリケーションを使用する場合は、追加できるアプリケーションは1つとなります。
3. 簡単で柔軟な設置と調整
<無線LANモデルを用意>
・配線の制限がある場所でも容易に設置できる無線LANモデルを用意しています。
<柔軟な電力供給>
・無線LANモデルの電力供給はUSB TypeC対応。一時的な用途の際にモバイルバッテリーが使用できます。
・有線LANモデルはPoE(LANケーブルによる同時電力供給)とUSB TypeCの両方に対応しています。
<スマートフォンで映像を確認しながらカメラを取り付け・設定>
・スマートフォン専用アプリで表示される二次元バーコードを無線LANモデルのカメラで読み取ることで、カメラの取り付けや設定を行う際に、映像の向きや設定を変更した結果をスマートフォンから確認できます。
・有線LANモデルでは、設定時に無線LANのアクセスポイントを使ってスマートフォンで画像確認ができます。
<カメラの傾きがずれた際の通知と復旧作業の支援機能>
・設置作業時のカメラの傾き情報をカメラが記憶します。運用中に発生した角度のずれを検知して、LED点滅やメールで通知します。
・復旧は、LED点滅状況やパソコン、スマートフォンの画面上に表示される傾きの情報(画角ガイド)を見ながら簡単に行えます。
<盗難・いたずらの防止と抑制にも配慮>
・予め設定した画角からずれた時の通知機能は、いたずら行為の検知にも有効です。さらに、盗難やいたずら行為への物理的な対策として、カメラ本体をセーフティワイヤーで緊結できるよう、ワイヤーを同梱しています。
【品名・品番など】
※5 取付座、保護カバーは含まない、本体の大きさです。