AIプロセッサー搭載の「Sシリーズ」にコンパクトPTZカメラ5機種を追加 ~ 様々なシチュエーションでAIを活用した高度なソリューションが活用可能に
2022年10月12日
i-PRO(アイプロ)株式会社(東京都港区、代表取締役社長 尾崎 祥平、以下i-PRO)は、AIプロセッサー搭載のスタンダードモデルである「Sシリーズ」のラインナップに、新たにコンパクトなPTZ(パン・チルト・ズーム)カメラ5機種を追加し、日本国内向けに11月より発売します。
Sシリーズは、カメラ本体にAIプロセッサーを内蔵しており、更にカメラ内にAIアプリケーションをインストールすることで、お客様のニーズに特化した分析・解析をカメラ内部で実現することを特長としています。i-PROの主力であるSシリーズのラインナップとして、これまで、ボックス型、ドーム型、マルチセンサー型、PTZ型など、様々な機種を発表してまいりました。
今回発表のPTZカメラは、コンパクトな筐体でありながら、高度なAIアプリケーション機能の活用や、高性能のPTZ動作を実現することで、お客様の様々な用途やニーズにきめ細やかに対応するものです。
製品概要・特長は以下のとおりです。
■商品の主な特長
1. 光学ズーム倍率3.1倍の屋内/屋外、10倍の屋内/屋外、21倍の屋外、計5機種をラインナップ。
2. 低い天井や軒下にも設置できるコンパクトな筐体に、高速・高精度・高耐久性のPTZ機構を搭載。
パン・チルト速度は最大500°/秒(10倍・21倍)。プリセット移動中のパン・チルト・ズーム・フォーカスの動作を同時に行うことでプリセット時間の極小化を実現。また、高耐久ギアの採用でメンテナンス頻度も軽減。
屋外モデルは、防塵防水規格” IP66(※1) ”や耐衝撃保護等級” IK10(※2) ”に対応。
3. AI物体検知とテンプレートマッチング(※3)を組み合わせた、高精度のAI自動追尾を標準搭載。
人や車両をAIにより的確に検知することでスムーズな自動追尾を実現。従来必要だったジョイスティック操作の代替として、スムーズに被写体を追尾。
4. 高精度な物体検知・識別とAIアプリケーション(※4)のインストールにより、様々なソリューションを実現。
動体検知、ナンバー認識、マスク非着用検知、顔検知、人物属性識別、車両属性識別、混雑検知等の豊富なAIアプリケーションの中から、最大2つまで同時に使用可能(※5)。幅広いシーンで活用できます。
5. データの改ざんやなりすましを防ぐサイバーセキュリティー性能
第3者機関発行の電子証明書(Global Sign®(※6))に加えて、FIPS 140-2 Level3(※7)に認定されたハードウェアを搭載し、データ保護性能を強化。
※1:IP66は、強風でも粉塵が内部に入らない(耐塵)、豪雨でも水が内部に入らない(耐水)性能を示します。
※2:IK10は、40センチの高さから落ちる5kgの衝撃に耐えられる性能を示します。
※3:物体推定位置の画像をテンプレートに登録して照合する従来型の追尾の方式。
※4:AIアプリケーションは別売のオプションです。
※5:2つのAIアプリケーションとは別に、AI音識別アプリケーションは無償でプリインストール済み。
※6:GlobalSign®はGMOグローバルサイン株式会社の登録商標です。
※7:FIPS 140-2は、米国連邦情報処理標準規格(Federal Information Processing Standards)で暗号化モジュールのセキュリティ要件を定めた規格。Level 3は、政府や法執行機関など、高いセキュリティが求められる場所に適したレベル。
■品名・品番など
・技術仕様詳細については、i-PRO コンポーネント Webカタログ ( https://cwc.i-pro.com/ ) で公開しています。