2022年4月14日
i-PRO(アイプロ)株式会社(福岡市博多区、代表取締役社長 尾崎 祥平、以下i-PRO)は、簡単でスピーディな設置と操作、そしてリーズナブルなコストでセキュリティカメラのリモート活用を実現する「i-PRO Remo.」を、6月1日より日本国内向けに開始することを発表します。i-PRO Remo.は、クラウドカメラサービスとレコーダー機能付きゲートウェイ(以下、エッジストレージ)による「i-PRO Remo. サービス」と、リモート用途に適した小型ネットワークカメラ群の「i-PRO Remo.カメラ」により構成されます。映像セキュリティ機器に60年以上のノウハウを持つi-PROが、業務用の品質でありながらも、セキュリティカメラを簡単にどこからでもリモートで活用できるi-PRO Remo.を、映像セキュリティの新しいカタチとして提案します。
業務用レコーダーを使った映像セキュリティシステムは、そのシステムを設置した拠点以外では映像を見られないケースが一般的でした。i-PRO Remo.により、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器を使って、セキュリティカメラの映像を簡単な操作でその場で確認できるようになります。
撮影された映像は、エッジストレージやカメラ内部に装着したSDカードに、フルHDの高解像度で記録されます。映像をクラウド側ではなくエッジ側で録画する方式により、映像の通信量を抑えたリーズナブルなコストでの運用を可能にするとともに、組織のセキュリティ方針などの理由でカメラの映像を拠点内で保管したいニーズに対応しています。このほか、クラウドカメラサービスを通じて複数の拠点に設置されたエッジストレージやネットワークカメラを統合して、拠点間をまたいだ管理ができます。
また、映像セキュリティシステムを販売する企業にとって、i-PRO Remo.はリモートシステムの構築と保守が簡略化できるメリットを提供します。i-PRO Remo.のリモート設定は、ネットワーク機器やモバイル端末の設定入力が不要で、サービスにログインするだけで完了します。稼働開始後に何らかの障害が発生した場合でも、リモートアクセスツールによって迅速な解決を支援し、保守コストの抑制に貢献します。
さらに、事後検証に留まることが多いセキュリティカメラの映像の活用を、i-PROが提供する様々なAIネットワークカメラとの連携によって、一歩先に進化させます。具体的には、AIアプリケーションによる解析結果をスマートフォンに通知する機能によって、事象の発生を速やかに利用者に通知し、リモートから現場の映像を確認できるようになります。AIネットワークカメラで動作するAIアプリケーションは、当社およびパートナー企業によって様々な用途へ拡大を続けています。i-PRO Remo.は、パートナー企業と連携し、映像とAIで、最前線のプロフェッショナルの判断をサポートする存在を目指します。
■i-PRO Remo.概要
i-PRO Remo.は以下のサービスと機器により構成されます。
●i-PRO Remo.サービス:クラウドカメラサービス、レコーダー機能付きゲートウェイ(エッジストレージ)
クラウドカメラサービス:映像セキュリティシステムの中心となる役割を担い、カメラや録画映像、リモート通知などの設定や管理を一つの画面から集中的に行うことができます。
図:クラウドカメラサービスの画面。カメラ映像の中から目的のシーンを探している例。
エッジストレージ:カメラで撮影した映像を記録する機能を備え、クラウドカメラサービスとカメラを中継する役割を担います。Power over Ethernetによるカメラへの電源供給の機能も備えています。
図:エッジストレージの外観画像
●i-PRO Remo.カメラ:リモート用途に適した小型ネットワークカメラ群です。今後、順次発売します。
■i-PRO Remo. の利用料金・価格(いずれも税別)