4.カメラを設定する

弊社の機能拡張ソフトウェアを使用する場合、被写体を認識するのに適切なサイズかどうかを、グリッド数で確認できます。以下の技術情報ウェブサイトにある【C0320】を参照してください。
機能拡張ソフトウェアの推奨サイズの詳細について
撮影中に表示したくない部分を、プライバシーゾーンとして設定できます。
PTZ部の設定方法は以下を参照してください。
画像の一部を非表示する
マルチ部の設定方法は以下を参照してください。
画像の一部を非表示する
カメラを設置するときの画質の調整について説明します。
[光量制御モード]を使って、設置場所や設置地域に適した光量に設定します。
ライブ画ページの設定パネル>[画質]タブをクリックすると、画質に関する設定ができます。
(1)
[光量制御モード]を選択する
-
屋外に設置する場合:[屋外撮影]または[ELC]を設定します。
-
屋内に設置する場合:[フリッカレス(50Hz)]または[フリッカレス(60Hz)]を設定します。
※地域によって50 Hz/60 Hzを使い分けます。
基本的に[固定シャッター]は使用しません。
[ホワイトバランス]を使って、設置場所や設置地域に適したホワイトバランスに設定します。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]の[詳細設定画面]>左側にある詳細設定メニューの[映像]、または[映像/音声]>[画質]タブにある[画質調整]>[詳細設定へ]をクリックすると、画質調整の設定画面が表示されます。
(1)
[ホワイトバランス]を選択する
[ATW1]、[ATW2]、[AWC]から選択します。
[ATW1]
自動色温度追尾モードに設定します。カメラが光源の色温度を継続的に確認し、ホワイトバランスを自動調節します。
動作範囲は約2700 K~6000 Kです。
[ATW2]
自動色温度追尾モードに設定します。ナトリウム灯下などでカメラがホワイトバランスを自動調整します。

動作範囲は約2000 K~6000 Kです。
[AWC]
自動ホワイトバランスコントロールモードに設定します。光源が固定されるため、照明環境が変化しない場所での撮影に適しています。

動作範囲は約2000 K~10000 Kです。
以下の条件に該当する場合は、忠実に色を再現できないことがあります。この場合は[AWC]に設定してください。

・大部分が濃い色の被写体


・澄んだ青空、または夕暮れ時の太陽


・照度が低すぎる被写体


[白黒切替]を使って、夜間の撮影条件に適したモードに設定します。
ライブ画ページの設定パネル>[画質]タブをクリックすると、画質に関する設定ができます。
(1)
[白黒切換]を選択する
[Off]、[Auto1(Normal)]、[Auto2(IR Light)]から選択してください。
[Off]
夜間もカラー画像で撮影したいときに使用します。
[Auto1(Normal)]
画像の明るさ(照度)により、カラー画像と白黒画像が自動的に切り換わります。
IR-LED照明を使用しないときに選択します。
[Auto2(IR Light)]
画像の明るさ(照度)により、カラー画像と白黒画像が自動的に切り換わります。
IR-LED照明を使用するときに選択します。
[Auto3(SCC)]
光源が暗い場合でもカラー画像を維持したい場合に設定します。Super Chroma Compensation(SCC)機能により低照度までカラー画像を維持します。
(1)
エンクロージャーを取り外す
(2)
microSDメモリーカードをスロットに挿入する
本機でフォーマットしたSDメモリーカードを使用してください。
SDメモリーカードを取り外すときは、詳細設定メニューの[基本]>[SDメモリーカード]タブで、[SDメモリーカード]を[使用しない]を選択してください。そして、SDメモリーカードを取り外してください。
スケジュール種別を[SD録画]に設定して、SD録画します。[保存モード]を[手動保存]にした場合の手順を説明します。
SDカードの取り付け方法については、以下を参照してください。
SDメモリーカードを取り付ける
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]>[表示]>詳細設定メニュー>[基本]>[SDメモリーカード]をクリックすると、SDメモリーカード設定ページが表示されます。
(1)
[録画圧縮方式]のストリームを選択する
(2)
[保存モード]を選択して、[設定]をクリックする
(3)
左上にある[ライブ画]をクリックして、カメラ制御パネルボタンをクリックする
カメラ制御パネルが表示されます。
(4)
[SD保存]の[開始]をクリックする
手動でSDメモリーカードへの録画を開始します。
[停止]をクリックすると、録画を停止できます。停止後に[開始]をクリックすると、録画を再開できます。

・PTZ部の撮像モードが[16:9モード(60pfsモード/50fpsモード)]の場合は、SDメモリーカードは使用はできません。


・マルチ部とPTZ部、それぞれ別々にSDメモリーカードと設定画面があります。


SDメモリーカードに保存されている画像を再生できます。
ライブ画ページのカメラ制御パネル>[録画再生(ログ表示)]をクリックすると、ログリストが表示されます。
(1)
ライブ画ページを表示して、カメラ制御パネルボタンをクリックする
(2)
[ログ表示/再生]の[開始]ボタンをクリックする
ログリスト表示画面が別ウインドウで表示されます。
(3)
[時間]の下に表示されている撮影日時をクリックする
再生ページが表示され、保存されていた画像が再生されます。
あるエリアの動作やカメラへの妨害、音などを検知するアラームを設定したり、アラームを検出したときの動作などが設定できます。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]>[設定]>詳細設定メニュー>[かんたん設定]>[イベント動作]タブをクリックすれば、設定ページが表示されます。

・イベントの設定手順は、ユーザマニュアルを参照してください。


・インターネット公開の設定方法については、ユーザーマニュアルを参照してください。


アラームが発生すると、設定したカメラ動作を行います。アラームには指定したエリアの動きを検知したときと、カメラに妨害が有ったりしたときに検出するパターンがあります。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]>[表示]>詳細設定メニュー>[アラーム]をクリックすれば、設定ページが表示されます。
すべてのアラームの詳細は、ユーザマニュアルを参照してください。
映像を使った動作検知機能を使用して、物体の動きを検知させるときのエリアを設定します。
(1)
(PTZのみ)動作検知エリアを設定したいプリセットポジション番号を選択し、[開始]をクリックする
動作検知エリア設定画面が表示されます。
(2)
画像内をドラッグして、エリアを設定する
順番にエリアを設定できます。
(3)
[検出面積]と[検出感度]をスライダーバーで調整して、[設定]をクリックする
マルチ部がAI-VMDで人や車などの動体を検出すると、PTZ部が自動的に画角を移動して、自動追尾を開始します。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]の[詳細設定画面]>左側にある詳細設定メニューの[機能拡張ソフトウェア]>[AI-VMD(カメラ 1)]、[AI-VMD(カメラ 2)]、[AI-VMD(カメラ 3)]、[AI-VMD(カメラ 4)]にある[設定画面へ]をクリックすると、設定画面が表示されます。
(1)
詳細設定メニューの[機能拡張ソフトウェア]をクリックする
(2)
[AI-VMD(カメラ 1)]、[AI-VMD(カメラ 2)]、[AI-VMD(カメラ 3)]、[AI-VMD(カメラ 4)]から設定したいカメラを選んで、[設定画面へ]をクリックする
AI-VMDの設定画面が表示されます。
(3)
[①エリア設定]にある[検知モード]を選択し、検知エリアを設定する
(4)
[②詳細設定]をクリックして、検知感度や検知時間、検知したい人物の大きさなどを設定する

・最大検知エリアは8エリア×4カメラです。


・検知エリアの範囲は、広めに設定することを推奨します。検知エリアが狭い場合、追尾しなくなることがあります。


マルチ部でクリックした位置に、PTZ部の画角を自動で移動させることができます。
(1)
ライブ画ページのマルチ部の画面で、見たい部分をドラッグ、またはクリックして選択する
選択した部分にPTZ部が画角を合わせて、画面に表示します。
詳細は、ユーザーマニュアルを参照してください。
HTTPSを設定すれば、カメラへのアクセスを暗号化し、通信の安全性が高まります。
HTTPSの設定方法(プリインストール)は、以下のサポート動画を参照してください。
サポート動画(P0002)
HTTPSの設定方法(CA証明書)は、以下のサポート動画を参照してください。
サポート動画(P0003)
改ざん検出を設定すると、SDメモリーカード内のデータが改ざんされたときに、専用ソフトウェアで検出できます。
改ざん検出の設定方法については、以下のサポート動画を参照してください。
サポート動画(P0001)
ライブ画ページの設定パネル>[ストリーム]タブ>[共通]の[撮像モード]で、設定します。

・設定、フレームレートの詳細は、ユーザーマニュアルを参照してください。


・解像度の詳細は、以下を参照してください。
撮像モードと解像度について


アップロードした画像をオーバーレイ表示する位置を指定したり、色を指定して透過させたりすることができます。SDメモリーカード録画が可能な機種では録画時にオーバーレイ表示された画像が録画されます。
設定の仕方の詳細はユーザーマニュアルを参照してください。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]の[詳細設定画面]>左側にある詳細設定メニューの[基本]>[オーバーレイ画像]タブで設定します。
(1)
[オーバーレイ表示]を[On]にして、画像を選択する
(2)
[表示位置]、[透過]、[透過する色の選択]を設定する
(3)
[設定]をクリックする
ストリームの配信を行うかどうか、圧縮方式をH.265とH.264のどちらにするか、解像度や画質、配信の仕方をどうするかなどを設定します。
ライブ画ページの設定パネル>[ストリーム]タブで行います。H.265画像、H.264画像のストリームの設定は[ストリーム]タブの[ストリーム]で行います。
画像の圧縮方式については、以下を参照してください。
スマートコーディングでデータ容量を削減する
配信の仕方については、以下を参照してください。
配信量制御(ビットレート)について
各設定方法の詳細は、ユーザーマニュアルを参照してください。
ストリームの配信量制御(ビットレート)をする配信モードには以下の種類があり、場合に応じて設定します。[スマートVIQS]などのスマートコーディングを使用してデータ量を減らすこともできます。ストリームの配信量の制御については以下を参照してください。詳細は、ユーザーマニュアルを参照してください。
スマートコーディングでデータ容量を削減する
固定ビットレート:
H.265(またはH.264)画像を[1クライアントあたりのビットレート *]で設定したビットレートで配信します。
可変ビットレート:
H.265(またはH.264)画像を[画質]で設定した画質レベルを維持しながら、[フレームレート*]で設定したフレームレートで配信します。このとき、[1クライアントあたりのビットレート *]で設定した最大ビットレート以内でビットレートを可変して配信します。記録容量は[画質]設定や被写体の状況に応じて変化します。
フレームレート指定:
H.265(またはH.264)画像を[フレームレート *]で設定したフレームレートで配信します。
ベストエフォート配信:
ネットワークの帯域に応じて、H.265(またはH.264)画像を[1クライアントあたりのビットレート *]で設定した最大ビットレート以内でビットレートを可変して配信します。
スマートコーディングは、人の顔を鮮明に写すために低圧縮にしたり、背景の部分は高圧縮にしたり、被写体によって圧縮率を最適化するデータ圧縮技術です。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]の[詳細設定画面]>左側にある詳細設定メニューの[映像]、または[映像/音声]>[映像]をクリックすると、スマートコーディングの設定画面が表示されます。
この画像は、イメージ画像です。実際の画面の見え方とは異なります。
[スマートVIQS]
物体(頭・人・車・二輪車)が写っている部分のの画質を高画質に保ちます。物体以外の部分は低画質、または中画質を保ち、データ量が少なくなるように映像を配信します。
[スマートPピクチャ制御]
データ量を少なくするため、物体(頭・人・車・二輪車)が写っている以外の部分は、データ(マクロブロック)の生成を低減します。
[GOP制御]
データ量を少なくすることができます。
映像監視システムをまとめて管理するためのツールです。
i-PRO設定ツール(iCT)の詳細は、以下を参照してください。
i-PRO設定ツール(iCT)の詳細はこちら