カメラを設定する

弊社の機能拡張ソフトウェアを使用する場合、被写体を認識するのに適切なサイズかどうかを、グリッド数で確認できます。以下の技術情報ウェブサイトにある【C0320】を参照してください。
機能拡張ソフトウェアの推奨サイズの詳細について
カメラを設置するときの画質の調整について説明します。
[光量制御モード]を使って、設置場所や設置地域に適した光量に設定します。
ライブ画ページの設定パネル>[画質]タブをクリックすると、画質に関する設定ができます。
(1)
[光量制御モード]を選択する
-
屋外に設置する場合:[ELC]を設定します。
-
屋内に設置する場合:[フリッカレス(50Hz)]または[フリッカレス(60Hz)]を設定します。
※地域によって50 Hz/60 Hzを使い分けます。
[ホワイトバランス]を使って、設置場所や設置地域に適したホワイトバランスに設定します。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]>左側にある詳細設定メニューの[映像]、または[映像/音声]>[画質]タブにある[画質調整]>[詳細設定へ]をクリックすると、画質調整の設定画面が表示されます。
(1)
[ホワイトバランス]を選択する
[ATW1]、[ATW2]、[AWC]から選択します。
[ATW1]
自動色温度追尾モードに設定します。カメラが光源の色温度を継続的に確認し、ホワイトバランスを自動調節します。
動作範囲は約2700 K~6000 Kです。
[ATW2]
自動色温度追尾モードに設定します。ナトリウム灯下などでカメラがホワイトバランスを自動調整します。
動作範囲は約2000 K~6000 Kです。
[AWC]
自動ホワイトバランスコントロールモードに設定します。光源が固定されるため、照明環境が変化しない場所での撮影に適しています。
動作範囲は約2000 K~10000 Kです。
以下の条件に該当する場合は、忠実に色を再現できないことがあります。この場合は[AWC]に設定してください。

・大部分が濃い色の被写体


・澄んだ青空、または夕暮れ時の太陽


・照度が低すぎる被写体


夜間に撮影するときに[白黒切換]を使って、カラー画像や白黒画像に切り換えることができます。
ライブ画ページの設定パネル>[画質]タブをクリックすると、画質に関する設定ができます。
(1)
[白黒切換]を選択する
[Off]、[On(IR Light Off)]、[On(IR Light On)]、[Auto1(IR Light Off)]、[Auto2(IR Light On)]、[Auto3(SCC)]から選択してください。
[Off]
夜間もカラー画像で撮影したいときに使用します。
[On(IR Light Off)]
常に白黒画像で撮影されます。
[On(IR Light On)]
常に白黒画像で撮影されます。夜間時、近赤外線の照明を使用する場合に設定します。
[Auto1(IR Light Off)]
画像の明るさ(照度)により、カラー画像と白黒画像が自動的に切り換わります。
[Auto2(IR Light On)]
画像の明るさ(照度)により、カラー画像と白黒画像が自動的に切り換わります。夜間時、近赤外線の照度を使用する場合に設定します。
[Auto3(SCC)]
光源が暗い場合でもカラー画像を維持したい場合に設定します。Super Chroma Compensation(SCC)機能により低照度までカラー画像を維持します。
(1)
エンクロージャーを取り外す
(2)
microSDメモリーカードをスロットに挿入する
本機でフォーマットしたSDメモリーカードを使用してください。
SDメモリーカードを取り外すときは、詳細設定メニューの[基本]>[SDメモリーカード]タブで、[SDメモリーカード]を[使用しない]を選択してください。そして、本機からSDメモリーカードを取り外してください。

[保存モード]を[手動保存]にした場合の手順を説明します。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]>左側にある詳細設定メニューの[基本]>[SDメモリーカード]タブをクリックすると、SDメモリーカード設定ページが表示されます。
(1)
[録画圧縮方式]のストリームを選択する
(2)
[保存モード]を選択して、[設定]をクリックする
(3)
左上にある[ライブ画]をクリックして、カメラ制御パネル表示ボタンをクリックする
カメラ制御パネルが表示されます。
(4)
[SD保存]の[開始]をクリックする
手動でSDメモリーカードへの録画を開始します。
[停止]をクリックすると、録画を停止できます。停止後に[開始]をクリックすると、録画を再開できます。
SDメモリーカードに保存されている画像を再生できます。
ライブ画ページのカメラ制御パネル>[ログ表示/再生]をクリックすると、ログリストが表示されます。
(1)
ライブ画ページを表示して、カメラ制御パネル表示ボタンをクリックする
(2)
[ログ表示/再生]の[開始]ボタンをクリックする
ログリスト表示画面が別ウインドウで表示されます。
(3)
[時間]の下に表示されている撮影日時をクリックする
再生ページが表示され、保存されていた画像が再生されます。
表示される画像のズームを、手動で調整します。
ライブ画ページの設定パネル>[ズーム]タブをクリックすると、設定画面が表示されます。
(1)
[EXズーム]を調整する
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]>左側にある詳細設定メニューの[映像]>[画質]タブにある[プライバシーゾーン]>[詳細設定へ]をクリックすると、プライバシーゾーンの設定画面が表示されます。
(1)
[カメラ選択]でプライバシーゾーンを設定したいカメラを選択する
(2)
画像上で、非表示にしたいエリアの頂点を4点指定して、[設定]をクリックする
プライバシーゾーンはエリア1から順に設定されます。
(3)
プライバシーゾーンの表示を[状態]で選択する
プライバシーゾーンの表示を[有効]/[無効]で設定します。
人の叫び声、ガラスの破損音、クラクション、銃声といった音を識別し、検知することで映像監視を強化できます。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]>左側にある詳細設定メニューの[アラーム]>[音検知]タブをクリックすれば、設定ページが表示されます。
(1)
[音検知]を[On]にして、音検知を設定する
(2)
[検知感度]で、検知の感度を選択する
(3)
[AI音識別対象]で検出する音を選択する
他の検出する音と重複して、[その他]を選択することは推奨していません。例えば、[銃声]と[その他]の2つの音を検出する設定の状態で銃声音を検知したとき、[銃声]と[その他]の2つの音として検出されてしまいます。
アラーム検知時のSD録画に、音声データを録音する設定ができます。
(1)
SDメモリーカード設定ページで、音声データを録音するかを選択する
[On]:動画(MP4形式)に音声データを保存します。
[Off]:動画(MP4形式)に音声データは保存されません。
あるエリアの動作やカメラへの妨害などを検知するアラームを設定したり、アラームを検出したときの動作などが設定できます。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]>左側にある詳細設定メニューの[かんたん設定]>[イベント動作]タブをクリックすれば、設定ページが表示されます。

・イベントの設定手順は、ユーザーマニュアルを参照してください。


・インターネット公開の設定方法については、ユーザーマニュアルを参照してください。


アラームが発生すると、設定したカメラ動作を行います。アラームには指定したエリアの動きを検知したときと、カメラに妨害があったりしたときに検出するパターンがあります。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]>左側にある詳細設定メニューの[アラーム]タブをクリックすれば、設定ページが表示されます。
すべてのアラームの詳細は、ユーザーマニュアルを参照してください。
映像を使った動作検知機能を使用して、物体の動きを検知させるときのエリアを設定します。
(1)
画像内をドラッグして、エリアを設定する
順番にエリアを設定できます。
(2)
[検出面積]と[検出感度]をスライダーバーで調整して、[設定]をクリックする
HTTPSを設定すれば、カメラへのアクセスを暗号化し、通信の安全性が高まります。
HTTPSの設定方法(プリインストール)は、以下のサポート動画を参照してください。
サポート動画(P0002)
HTTPSの設定方法(CA証明書)は、以下のサポート動画を参照してください。
サポート動画(P0003)
改ざん検出を設定すると、SDメモリーカード内のデータが改ざんされたときに、専用ソフトウェアで検出できます。
改ざん検出の設定方法については、以下のサポート動画を参照してください。
サポート動画(P0001)
ライブ画ページの設定パネル>[ストリーム]タブ>[共通]の[撮像モード]で、設定します。

・設定、フレームレートの詳細は、ユーザーマニュアルを参照してください。


・解像度の詳細は、以下を参照してください。
撮像モードと解像度について


アップロードした画像をオーバーレイ表示する位置を指定したり、色を指定して透過させたりすることができます。SDメモリーカード録画が可能な機種では録画時にオーバーレイ表示された画像が録画されます。
設定の仕方の詳細はユーザーマニュアルを参照してください。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]>左側にある詳細設定メニューの[基本]>[オーバーレイ画像]タブで設定します。
(1)
[オーバーレイ表示]を[On]にして、画像を選択する
(2)
[表示位置]、[透過]、[透過する色の選択]を設定する
(3)
[設定]をクリックする
ストリームの配信を行うかどうか、圧縮方式をH.265とH.264のどちらにするか、解像度や画質、配信の仕方をどうするかなどを設定します。
ライブ画ページの設定パネル>[ストリーム]タブで行います。H.265画像、H.264画像のストリームの設定は[ストリーム]タブの[ストリーム]で行います。
画像の圧縮方式については、以下を参照してください。
スマートコーディングでデータ容量を削減する
配信の仕方については、以下を参照してください。
配信量制御(ビットレート)について
各設定方法の詳細は、ユーザーマニュアルを参照してください。
ストリームの配信量制御(ビットレート)をする配信モードには以下の種類があり、場合に応じて設定します。[スマートVIQS]などのスマートコーディングを使用してデータ量を減らすこともできます。ストリームの配信量の制御については以下を参照してください。詳細は、ユーザーマニュアルを参照してください。
スマートコーディングでデータ容量を削減する
固定ビットレート:
H.265(またはH.264)画像を[1クライアントあたりのビットレート *]で設定したビットレートで配信します。
可変ビットレート:
H.265(またはH.264)画像を[画質]で設定した画質レベルを維持しながら、[フレームレート*]で設定したフレームレートで配信します。このとき、[1クライアントあたりのビットレート *]で設定した最大ビットレート以内でビットレートを可変して配信します。記録容量は[画質]設定や被写体の状況に応じて変化します。
フレームレート指定:
H.265(またはH.264)画像を[フレームレート *]で設定したフレームレートで配信します。
ベストエフォート配信:
ネットワークの帯域に応じて、H.265(またはH.264)画像を[1クライアントあたりのビットレート *]で設定した最大ビットレート以内でビットレートを可変して配信します。
スマートコーディングは、人の顔を鮮明に写すために低圧縮にしたり、背景の部分は高圧縮にしたり、被写体によって圧縮率を最適化するデータ圧縮技術です。
ライブ画ページの設定パネル>[詳細設定]>[カメラの詳細設定]の[詳細設定画面]>左側にある詳細設定メニューの[映像]、または[映像/音声]>[映像]をクリックすると、スマートコーディングの設定画面が表示されます。
この画像は、イメージ画像です。実際の画面の見え方とは異なります。
[スマートVIQS]
物体(頭・人・車・二輪車)が写っている部分の画質を高画質に保ちます。物体以外の部分は低画質、または中画質を保ち、データ量が少なくなるように映像を配信します。
[スマートPピクチャ制御]
データ量を少なくするため、物体(頭・人・車・二輪車)が写っている以外の部分は、データ(マクロブロック)の生成を低減します。
[GOP制御]
データ量を少なくすることができます。
映像監視システムをまとめて管理するためのツールです。
i-PRO設定ツール(iCT)の詳細は、以下を参照してください。
i-PRO設定ツール(iCT)の詳細はこちら