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空間演出と安心を両立した挑戦。 大阪・関西万博「null²」パビリオンで実現した理想のセキュリティ体制とは

日本

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 様

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会様導入事例

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のシグネチャーパビリオンのひとつ「null²(ヌルヌル)」は、メディアアーティスト・落合陽一さんがプロデュースしています。来場者が没入できる体験空間の実現にあたり、空間演出と安全性をいかに両立させるかが大きな課題となりました。その課題解決の一助として、i-PROの防犯カメラが採用されました。

意匠性を損なわない配慮、高性能な映像記録、AIによる異常検知、そして導入時からのきめ細やかな対応を通じて、i-PROカメラは来場者が安心して体験に没頭できる環境づくりに貢献しています。

今回は、このパビリオンの企画を担当された公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 の村井大輝様に、導入背景と実際の運営効果についてお話を伺いました。

空間演出と安全性を両立するために。大阪・関西万博「null²」パビリオンで求められたセキュリティ要件

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催しています。万博の展示を見るだけでなく世界80億人がアイデアを交換して未来社会を共創し、社会課題に向き合うための“未来社会の実験場”のコンセプト通り、先端技術など世界の英知を集めて新たなアイデアを創造・発信する場となっています。その中で私が担当する「null²」は、メディアアーティストの落合陽一さんがプロデュースする没入型体験パビリオンです。

空間は視覚・聴覚・空間感覚が融合するよう設計されており、来場者に非日常的な体験を提供することを目的としています。そのため、安全性を確保しながらも演出の没入感を損なわないセキュリティ体制が必要不可欠でした。

仮設構造であるパビリオンでは、「今どこで何が起きているか」をリアルタイムで把握し、迅速に対応できる環境を整えることが非常に重要です。そうした課題に対し、空間の美観を保ちつつ、確かなセキュリティを実現する手段が必要でした。

空間に溶け込むセキュリティカメラ。提案とサポート力がi-PROの魅力

今回は、i-PROに協賛という形でご協力いただき、防犯カメラを導入しました。null²では、屋内は黒、屋外はシルバー系の反射素材を基調とした演出になっていますが、それぞれの空間に合わせて、カメラも黒やシルバーに再塗装していただきました。空間の意匠を損なうことのないデザインに仕上げていただき、とてもありがたく感じています。

設置の際も、担当者の方が現場に何度も足を運んでくださり、角度や配置など細かな調整まで丁寧に対応していただきました。私たちが大切にしている“空間の美しさ”と“安全性の確保”を、どちらも実現できたのは、i-PROの技術力と現場対応力のおかげだと感じています。

高精度セキュリティカメラシステムとAIで、トラブル対応力と運営改善が向上

実際に運用が始まってからも、i-PROのカメラは多くの場面で役立っています。例えば、ある時間帯に来場者の動線が一時的に詰まってしまったことがありました。その際、映像を遡って確認することで、スタッフの誘導が適切だったかを検証でき、運営改善につなげることができました。

また、null²は独自開発の繊細な素材の外装を使っており、損傷リスクが高いため、外装への接触は厳禁です。会期初期に「接触があったのでは」という報告がありましたが、映像を確認することで、事実を正確に把握でき、適切な対応ができました。

さらに、AIアプリケーションによる敷地内の侵入検知については、警備隊長からも「あるとないとでは初動対応のスピードが全く違う」と評価されています。トラブルの早期発見とスムーズな初動対応が可能になり、安心して運営できる体制が整ったと感じています。

今後に期待すること

null²は外観も非常に特徴的で、来場者の多くがスマートフォンで撮影しています。プロデューサーの落合さんからも、「どのくらいの人が撮影しているのか把握したい」という要望がありました。現在はモニターを見ながらスタッフが手作業でカウントしているのですが、今後はこういった行動もAIを使って自動的に可視化できたらと考えています。

i-PROのAI技術で、来場者の行動データを数値として取得・分析できるようになれば、演出の最適化や誘導の工夫にもつながると思います。今後も、導入から運用まで一貫して寄り添っていただけることを期待しています。

-Company Profile-

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 様
https://www.expo2025.or.jp/

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2025年に開催される「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の準備・運営を担う主体として設立された法人です。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする大阪・関西万博を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)の達成や、世界中の知恵と技術の結集による未来社会の共創を目標としています。
また開催準備・運営のみならず、パビリオンの調整、出展者のサポート、会場の整備、広報活動、安全対策など、大阪・関西万博のあらゆる側面を統括し、国際的な信頼と透明性をもって推進しています。