はじめに

本書は、機能拡張ソフトウェアWV-XAE300WUX(以下、本製品)をAI全方位ネットワークカメラ(別売り)に登録する方法と運用を開始する前に必要な設定、および運用時の操作方法について説明しています。本製品はカメラに登録のうえご使用いただくことを前提としているため、ご使用の際には、お使いのカメラの取扱説明書も併せて必ずお読みください。
お使いのカメラの機種によっては、本書で使用しているカメラの画面と異なる場合があります。
また、本書に記載されている設定画面は、お使いのカメラの機種やi-PRO設定ツール(以下、iCT)のバージョンによって一部画面と異なる場合があります。
本書では、パーソナルコンピューターをパソコンまたはPC と表記しています。
本書に記載されている[<管理番号:Cxxxx>]は、以下の弊社サポートウェブサイト内で該当する情報を検索する際に使用する番号です。
技術情報
本製品は、AI全方位ネットワークカメラ(別売り、以下カメラ)をより便利にお使いいただくためのソフトウェアです。本製品をカメラにインストールし、解除キーを登録することで、下記の機能を選択し利用することができます。
検知した動体を自動で判別する[AI動体検知機能(AI動体検知)]によるアラーム発報
ラインを横切った人数をカウントする[ラインクロス人数カウント機能]によるカウント集計
エリア内の人数をカウントする[エリア内人数カウント機能]によるカウント集計
人の混雑具合を検知する[混雑検知機能(以下、混雑検知)]によるアラーム発報
通過・滞留を可視化する[ヒートマップ機能(以下、ヒートマップ)]によるカウント集計
本製品の設定については、i-PRO設定ツール(以下、iCT)をご使用ください。

・iCTについては、以下のURLを参照してください。


iCTの詳細はこちら

・本製品は、カメラ1台ごとに必要です。


・本製品の対応機種、ソフトウェアバージョンなどの情報は、以下のURLを参照してください。
機器互換 <管理番号:C0103>


AI動体検知
検知した動体が自動車(4輪車)および人物なのかをAI技術により判別します。
以下の3つのモードで動体を検知し、アラームなどを発生することができます。
侵入検知  :あらかじめ設定したエリアに動体が侵入したとき
滞留検知  :あらかじめ設定したエリア内で、動体が一定時間以上滞留したとき
ラインクロス:動体があらかじめ設定したラインを指定方向に超えたとき
ラインクロス人数カウント
ラインを横切った人物をカウントし、人数カウントの統計情報を提供することができます。
エリア内人数カウント
エリア内で検知した人物をカウントし、人数カウントの統計情報を提供することができます。
ヒートマップ
カメラの画角範囲内を通過・滞留した人物をカウントし、人数カウントを統計したマップ情報を提供することができます。
侵入検知:設定したエリアに動体が侵入したことを検知してアラームを発生。
滞留検知:設定したエリア内に動体が滞留したことを検知してアラームを発生。
ラインクロス:設定したラインを動体が指定方向へ超えたことを検知してアラームを発生。
本製品の[機能拡張ソフトウェア]をインストールするカメラは、地面に対して水平になるように天井に取り付けてご使用ください。また、被写体の検知精度を上げるため、天井に取り付けるカメラは2.5m ~ 5.0mの高さに設置することをお勧めします。
以下のような場合、被写体を検知しにくい、または失報や誤発報、人数計測精度の低下の原因になる場合があります。
背景と被写体の輝度差(明るさの差)が少ない。
夜間など、映像の輝度が低い。
被写体にピントが合っていない。
被写体がぶれている。
被写体の動きが速すぎる、または遅すぎる。
被写体が小さすぎる、または大きすぎる。
被写体が白飛び、あるいは黒潰れしている。
被写体が魚眼映像の周辺部でカメラに向かう、若しくはカメラから離れる方向に移動している。
プライバシーゾーンや他の被写体などに隠れて、被写体が一部しか映っていない。(目安:人物の場合は肩上が3分の2以下しか映っていない)
人物が横たわったり、倒れたりしている。
人物の身長が低い。(目安:120cm以下である場合)
人物が大きな荷物を抱えている。(例:荷台やベビーカー、車椅子を押している)
人物が独立歩行していない。(例:抱かれた幼児)
被写体が多すぎる。(目安:50人以上)
複数の被写体が交差する。
屋外、窓際など光線状態が変わりやすい。
日光・車のヘッドライトなどの外光や水溜まりやガラスなどの光の反射が入る。
強い外光が差し込み、被写体やそれ以外の影ができる。
照明を点灯したり消灯したりするなど、照度が変動する。
天候が著しく悪い。
動物や虫が映る。
人物や車両のポスター、マネキンが映る。
カメラのレンズに水滴や汚れが付いている。
カメラが揺れている。
その他の注意事項を以下に記載します。
カメラ高さは正確な値を設定してください。正確な値を設定することで、発報・計測性能を向上させることができます。
画面内に人物や車両のポスター、マネキン、木々の揺れ、自動車が頻繁に通っている車道、水面などの誤検知要因が存在する場合、マスクエリアを設定することで、誤検知を減らすことができます。
画面内に被写体が多い場合、設定したエリアの外側やライン周辺以外の領域に対しマスクエリアを設定することで、発報・計測性能を向上させることができます。
設定を行う際は、カメラの設置状況・予想される被写体の動きに合ったエリア設定やライン設定を行ったあと、必ずその動作を確認してください。特に昼間と夜間とで照度などの設置環境が大きく変化する場合には、両時間帯で動作を確認してください。
ライン設定については、以下のページを参照してください。
3.4 ラインクロスカウント設定
エリア設定については、以下のページを参照してください。
3.5 エリア内カウント設定
電源投入後、カメラの設定変更後、およびカメラの画角が変わった場合、約1分間は発報・計測性能が低下する場合があります。
画面内に検知対象が存在している間は、指定時間おきにアラーム発報を繰り返します。そのため、メールや独自アラームも指定時間おきに通知されます(カメラ設定画面の[アラーム]タブの[アラーム無検知時間]を参照してください)。
以下の設定になっているなどカメラ本体の処理負荷が高い場合、被写体を検知しにくい、または失報や誤発報、人数計測精度の低下の原因になる場合があります。
撮像モードが[魚眼+ダブルパノラマ][魚眼+4画PTZ]の場合
データ暗号、SDメモリーカード録画などカメラ本体の複数機能を同時動作させている場合
ご使用のカメラによっては、AI動体検知/AI人数カウントアプリケーションを使用すると配信フレームレートが制限されます。詳細は以下のURLを参照してください。
機器互換 <管理番号:C0103>
撮像モードに[魚眼+ダブルパノラマ][魚眼+4画PTZ]を使用する場合は、JPEG(1)またはストリーム(1)の解像度を[魚眼/1280×1280]に設定してください。
本製品の対応撮像モードは以下となります。カメラの撮像モードは以下のいずれかを設定して下さい。
魚眼 
魚眼+ダブルパノラマ
魚眼+4画PTZ
魚眼+コリドー
本製品の諸設定、あるいはその結果で被る不便、損害、被害に関して弊社は一切の責任を負わないものとします。
本製品の機能は、盗難、火災などを防止するための機能ではありません。万一発生した事故または損害に関して、弊社は責任を一切負いかねます。
本機能は、照度が安定した屋内の出入口でご使用ください。また、5MPカメラを使用することをお勧めします。
以下のような場合、人数計測精度が低下する場合があります。
カメラから出入口ドアなどの計測地点までの距離が近過ぎたり遠すぎたりする。(推奨距離:1.0 m以上)
計測地点を通過する人数が多過ぎる。(目安:1時間あたりの通過人数が5000人(入店2500人・退店2500人)を超える)
計測地点付近で滞留が発生する。(例:計測地点付近に案内コーナー(インフォメーションなど)や店舗の陳列棚があり、来店客が滞留する)
計測地点付近を計測対象ではない人物が通過する。(例:店舗出入口にカメラを設置しており、入店/退店者数をカウントしたい場合に、計測ライン周辺を(入店/退店せずに)横切る人物がいる)
計測対象の人物が、設定したライン上を通過していない。(例:店舗出入口で設定したラインを通過する前に、手前で左に曲がって店内へ進む)